Lyric

ねえ僕と違う

時間の中で

どこを歩いてきたの

また訪れる　夏の匂いが

耳鳴りの奥を呼ぶ

きっと僕らには

代わりがいるから

どんな世界でも疑わないけど

何年たっても　忘れた頃にさ

ふと　思い出すのはなぜ

また今年も

夜に花が咲き　響く音が満ち

あの日を想うの

届きそうで　散らばるだけの

瞬くうちに　映る景色を

今　君もどこかで

見ているんだと　そう思わせてよ

僕らは今　そんな気なしで

ここに辿り着いただろう

でも昔から　知っているみたいな

胸騒ぎを覚えている

きっといつだって

せかせかしちゃってさ

他の世界だなんて気づかないね

息継ぎのうちに　君はいなくなっててさ

辺りは気づいたら

もう　見上げても

あの夜は過ぎ

呼ぶ声はもう　聞こえないけど

遅すぎたまま　生きてきたよ

彷徨うままに　馳せる坂道

思い出せない

その声を　聞かせて

あの夜は過ぎ

呼ぶ声はもう　聞こえないけど

遅すぎたまま　生きていくの

彷徨うままに　馳せる坂道

思い出せない

その声を　ねえ聞かせて

夜に花が咲き

響く音がまた　聞こえてくるよ

届きそうな　あの日に会える

瞬くうちに　映る景色を

君もどこかで

見ているんだと

そう　思わせてよ