Lyric

慣れた雨の香りで不意に記憶を探した

貴方は誰の夢の中で笑えているの？

重ね合う痛みの中で

指切りに少しだけ縋ってみる

この感情も明日もまだ塗り替えられなくて

全て洗い流して生きていけたら良いのに

隠せない弱さに濡れて

遠き日に曖昧に生きている

泣いてばかりの空に舞う仄かな熱を

飲み込めないまま何度も握りしめた

きっと私はこのまま孤独を抱きしめ

きっと貴方は歩いていくのでしょう

戻れない　夢の花咲く過去と

さよなら　愛しき人よ

慣れた雨の香りで不意に記憶を探した

私は誰の夢の中で笑うフリしてるの？

重ね合う痛みの中で

指切りに少しだけ縋ってみる

この瞳の中に染み付いた

ほんの少しの嘘が

解けないまま遠くへ

春色に溶けた夢

ただ美しく

それでも失う意味を知る

消えた日々の行き先を探して

今でも生きている

きっと私はこのまま孤独を抱きしめ

きっと貴方は歩いていくのでしょう

泣いてばかりの空に舞う仄かな熱を

飲み込めないまま何度も握りしめた

きっと私はこのまま孤独を抱きしめ

きっと貴方の夜は明けるのでしょう

揺れる声　木漏れ日に

五月と舞う

さよなら　愛しき人よ

愛しき人よ

もう逢えぬ人よ