あと少し早く終わっていたら あなたは
死なずに済んだかもしれない 南の島で
あと少し早く終わっていたら あなたは
死なずに済んだかもしれない
38歳の写真のあなたは
凛々しく微笑んでいるけれど
深い悲しみを心に 閉じ込めていたはず
幼い娘を残して 行きたくはないと
南の島の戦場であなたは何を想っていたのだろう
母を亡くした小さな娘に
遠く思いを馳せていたのでしょうか
あなたの分まで生きてゆこうと
私に流れるあなたを大切にしたい ずっと
もし生きて帰ることが出来たら 私を
孫にしてくれたのでしょうか
全ての人生が変わるのでしょうか
あなたと語り合い笑いたい
叶わぬ願いを何度も 思い描いてた
潔い死など選んで 欲しくはなかった
南の島の戦場であなたは何を想っていたのだろう
風に揺られてその腕に抱かれ
穏やかに眠る私の未来へ繋ぎたかった
いつも側にいて 温かい眼差しを注ぎ続けて欲しかった
あなたを産んだ故郷の母は
きっと誰より悲しかったでしょう
お袋の面倒は僕が見るよと言った優しいあの笑顔
南の島の戦場であなたは何を想っていたのだえろう
愛する母と愛しい娘を強く強く抱きしめたかったでしょう
届かぬ願いが天に導かれ
安らぎの中で輝き続けてほしい
南の島の戦場であなたは何を想っていたのだろう
母を亡くした小さな娘に 遠く想いを馳せていたのでしょうか
あなたの分まで生きてゆこうと
私に流れるあなたを大切にしたい ずっと
私に流れるあなたを大切にしたい ずっと
- 作詞
カリーヒミー
- 作曲
永村かおる
- プロデューサー
永村かおる
- 共同プロデューサー
古澤衛
- ミキシングエンジニア
TATOO
- マスタリングエンジニア
TATOO
- グラフィックデザイン
狩野ヨシカズ
- ボーカル
カリーヒミー
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38歳の祖父へ
カリーヒミー
カリーヒミーの歌詞の世界は自身の体験や幼い頃の記憶、そして創造性から生まれるものだ。60代の彼女が織りなすもの、それは素直に生きていくこと、時間に逆らわず世の末もすべてを受け入れながら、過去と現在、そして未来の繋がりを大事に今ある人生そのものを楽しむこと。
彼女の初のデビュー配信リリース曲に選んだ曲は、38歳の時にマニラで戦死した祖父を想って書いた曲、「 38歳の祖父へ 」。