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「日本の伝統話形の極致、落語の名作<子別れ>をテーマにしたアコースティックサウンド。一度は別離した夫婦がひとり息子の心のこもった一言で再び家族の絆を取り戻すというテーマがCSNフリーク・三沢またろうによる生ギターと共に。井上鑑による原作のストーリーに準拠した歌詞は人情味あふれて切なく心に染みます」
米米CLUBのパーカッショニスト・三沢またろうと、先鋭で叙情あふれる作編曲家・井上鑑が「落語」をテーマに繰り広げる前代未聞のポップス天国。 トップレベルのスタジオプレーヤーとして、メジャーアーティストを支えるライブミュージシャンとして、はたまたTVの音楽番組やWEB上の配信プログラムで活躍する凄腕音楽家ふたりには意外な共通点が。 日本文化が世界に誇る個性的な話芸「落語」がそこにあった。 三沢またろうは自身も高座に上がったり、活動の中で様々な落語家と交流があったりする愛好家、井上鑑は志ん生ファンの父親・チェリストの井上頼豊が楽しんだラジオ放送を幼少の頃から聞きかじって来たのだ。 2020年、自粛期間中に「何か充実した作品作りをやりたいよぉ」という三沢またろうの呼びかけに答えて井上鑑が思いついたのが「落語」を大きなテーマとしたプロジェクト。三沢またろうの個性が存分に発揮出来るにちがいない!そして、古典をテーマにしていても視点を新しくすることで現代のポップ・ミュージックが生まれる、という予感が次々に新曲を生みだした。 サウンドはラテン色あり、ファンクビートあり、CSNY的なウェストコーストサウンドあり、と多彩。 各曲にはテーマとなる原作の名作落語があり、登場人物の目線だったり、物語の状況の一瞬を切り取ったり、「笑いと涙、人情と世相」を表現する道標となっている。ポピュラーな演目主体なので、原作を知っている人には「そう来ましたか!?」とくすぐる仕掛けが満載、原作未体験の人には落語世界の豊かさに誘うきっかけとなる魅力が満載