熱視線のジャケット写真

歌詞

孤独と蠱毒のカーニバル

齋藤 陽介

生き残ることでもらえる

この世界のただひとつの椅子は

広い野原にぽつり

あぁ孤独

どこで何をしていても

わたしの顔

わたしと同じ色を

見ている人はいない

胸に流れる音も

体中の毒も

誰も味わうことなく

過ぎる

すぐ目の前を過ぎる

くんずほぐれつもつれあう

ヘビやカエル

叫ぶ

鬼さんこちら

わたしも食べてほしいの 優しく

火が灯る街に張られるクモの網

餌に釣られ燃える

アリ達のさまを笑う

あぁ蠱毒

暗くぬるい壺の中

誰かの泣き顔

遠くからチラリ眺めて

やがて飽きる

頬を流れる水を

機関銃の弾が

かすめても

生きる

死なないほどで生きる

足ちぎれてもおかまいなし

ムカデ シラミ

黙る

踏み込まないで

体を撫でてほしいな 激しく

甘い香りは罠

臭いものには蓋

きれいな色には棘

屋根は避ける汗の雨

籠もる

見えない鍵をかける

感じてなくても

無意識に上げる口角

映る

鏡の中は

汚れてない羽

開く

裸で窓を開ける

飛んで駆けては血を流す

ハチにネズミ

踊る

ちがうリズムで

わたしも混ぜてほしいな

その地獄

  • 作詞

    齋藤 陽介

  • 作曲

    齋藤 陽介

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