夜が明けるまでのジャケット写真

歌詞

多摩川

みずすまし

風を切るように走る京王線

夕闇の中で鉄橋が揺れてる

川辺に座って何もしないまま

やり場のない気持ちを

吐き出せずにいる

多摩川の向こうの

街並みが燃えてゆく

泥水の中に

夕日が落ちてきて

まるで僕は

闇の中を

飛び回る虫のように

光だけを探しながら

あたりをふらついていた

水平線を

感情の波押し寄せて

誰にも気づかれぬように

流した涙浮かべた

多摩川の向こうに

少年の僕がいる

水面に映る光が瞬いて

靴を脱いで走り出せば

黒い影が伸びてきて

いつの間にか少年は

夕暮れの空へ消えた

赤蜻蛉飛び去って

そよ風が稲穂を揺らした

  • 作詞者

    堀孝輔

  • 作曲者

    堀孝輔

  • レコーディングエンジニア

    平崎真澄

  • ギター

    堀孝輔

  • ベースギター

    後藤 健太

夜が明けるまでのジャケット写真

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”コロナ禍で生まれた夜明けのうた”

3人編成となって初のアルバム「夜が明けるまで」は、その多くの楽曲がコロナ禍の中で生まれ、「一つの時代の夜明け」がテーマとなっている。
制作中にはライブ活動の休止、ドラマー脱退などバンド存続の危機も迎えたが、サポートドラマーとして保坂倫太郎(ザ・サイレンズ)が加わり、ついにアルバムは完成。
この作品は今まで以上に歌心の強いものとなり、逆境に立つ多くの人々の心に突き刺さる一枚に仕上がった。

アーティスト情報

  • みずすまし

    時代錯誤的な“青春の挫折”を臆面もなく歌う“私小説派”ロックバンド。 『ロック誕生』の映画監督としても知られる村兼明洋の目にとまり2013年6月に1stアルバム『吉祥寺の空』でインディーズ・デビュー。 長野県松本市で開催される『りんご音楽祭』には4年連続の出演を果たす。 また、秋には上野水上音楽堂で『無名のロックフェス』を主催し大きな反響をよんでいる。 2021年頃から3ピース編成になり、オルタナティブロック色が強くなる。 2024年に傑作4th「夜が明けるまで」をリリースし、さらなる広がりを見せている。

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