マイ.ドライブのジャケット写真

歌詞

マイ.ドライブ

島剛

歩いてきた

胸を張り言える

いつも求められた勝つこと

勝てぬものに価値はないかのように

なじられて

吐き捨てられても

叶わないと感じたが 挑んできた

力はない わかっている

だが その瞬間を信じた

今ならわかる

成長は同じでなく

あの日の優劣はタイミング

先に育つ者が

光を放っただけ

劣るものに惹かれる

心があるように見えて

誰も目に留めず

廃れたものがいい

それは僕だから

価値のない

勝ち目のない 車を選ぶ

磨き上げ 追いかけて及ばなくて

どうすればと考えて

追いつけずも

諦めずに走る

いつか抜き去ることを夢見て

力はない わかっている

だが その瞬間を信じて

何がいいの

必ず人は言う

笑って誤魔化す ただ

乗りこなせた時のそれがいいんだと

理由は他にある

あの日の自分を重ねる

今も忘れない

こいつと這い上がる

これは僕だから

走れない

歳を重ね そんな日もある

心はあの日のまんまでも

修理が間に合わなくなる

不調でも

培った腕で走る

追ってくる奴らに背を見せ

力はない わかっている

だが 自分に嘘はない

似たような友がいて

そいつも勝てぬ奴

苦しみもがき共に走った

諦めず前を狙ってゆく

スリップして立て直し

ヒートしても立て直す

誰も目に留めぬが

いつも応援する

だって 君は僕だから

負け続けた

あの日を思い出す

いつも速く走れなかった

僕らだったけど

充分な力を付けてきた

想定内

時代に合わせた性能を得て

戻るのさ

まるで ブランクなんか

無いように

目立たぬが少しずつ

積み重ねたチューニングが

徐々にオーラを放つ

磨いたハンドリングで切り抜ける

いつしか加速するタイミングを

逃さず走る

今の僕らなんだ

景色が歪むほどの

トルクを感じて 立ち上がれ

価値のない

勝ち目のない廃れた

日の当たらない奴に

心奪われる

どうにか輝かせてやりたいと

しょうもない希望が

体中を巡る

まるで あの日の僕らが

そばにいるようで

  • 作詞

    島剛

  • 作曲

    島剛, 島田 和真

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