折々のジャケット写真

歌詞

泥舟

彩ノ目

静かになるときに

寂しさを 抱きかかえる想いは

空白の問いで満たされた

解答用紙 真夜中へ差し出す

一人では何方にも向かえやしないな

二人では最初から渡り切れなくて

沈みかけた舟だって

言わずとも解ってるの

溺れた先にあなたが

どんな言葉を打ち込んで

塞いでみても

とても埋まらないの

浴槽の中でふやけた

秒針が突き刺さった体は

瓦礫造りの歯車

正しさを零しながら動かす

この夜は どこまでも

終わりはしないな

いずれにも 最後まで分かり合えなくて

陽の当たらぬ夢だって

初めから解ってるの

溺れた先にあなたが

どんな言葉を打ち込んで

塞いでみても

とても埋まらないの

いつも感じてた蟠りが

微かに熱を持つ瞬間が

今も一つ渦巻いて

嗚呼 このまま底抜けた舟で

沈みかけた舟だって

言わずとも解ってるの

溺れた先にあなたが

どんな言葉を打ち込んで

塞いでみても

とても埋められはしないから

陽の当たらぬ夢だって

初めから解ってるの

溺れた後の仇花

どんな言葉を打ち込んで

塞いでみても

とても埋まらないの

  • 作詞

    下園 直人

  • 作曲

    下園 直人

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