気まぐれに窓を叩く雨の群れ
吹曝に急いて
切り離されて
何処へも行けない部屋から 日付を待つ
失うのは 気付いてから
要らないものだけでは足りなくて
僕の目が掃いて捨てるほど
転がる過去を映して
隔てた窓の雫だけ
それが私の世界で
いつの日も嘘模様
覚えた夜に染み出す冷えた指
覚束ない境目
欲しがるのは 不確かなこと
乾いた目にちらつく
華やぎが煩くて
単には声にならなくて
寂しがりの振りをして
隔てた窓 ぼやけきって
それがどうして 綺麗で
気まぐれに窓を叩く雨の
背に手を伸ばして
飛び出したまま強く打たれて
生きた証を刻んで
陽が差しても 尚降り止まぬ雨に
少しだけ目を細めて
晴れ渡る雨模様
- Lyricist
Naoto Shimozono
- Composer
Naoto Shimozono
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Sai_no_me
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