

心を切る音がした 夜のすいはんきの中
割れたたまごに名前つけて 焼き殺す朝焼け
誰が悪いとかじゃないって 何度も言い聞かせた
でも君の声がするたびに 喉が腐っていく
期待なんてナンセンス
愛も毒も似たようなもんさ
ふざけた笑い方 忘れたふりして
今さら許されると思うなよ
目玉焼きにナイフを突き立てた
君が作った朝を壊したくて
優しさなんて ただの鎖だった
「好きだったよ」なんて 吐くなよ
正解ばかり飲み込んで
胃が全部、嘘になった
生きてる意味とかより
今すぐどこかに消えたい
バカみたいだって 笑ってくれ
泣くことすら もうできないけど
「君のせい」って言った瞬間だけ
僕はまだ、誰かだった
目玉焼きにナイフ 最後の朝に
君の残像をソースで塗り潰す
愛してたかも わからないけど
憎しみだけが リアルだった
「じゃあね」も言えずに
皿の上だけ朝が来る
焼けた黄身がまぶしいほど
僕はもう人間じゃなかった
- 作詞者
Electro-Voice
- 作曲者
Electro-Voice
- プロデューサー
Electro-Voice
- ギター
Electro-Voice
- ベースギター
Electro-Voice
- ドラム
Electro-Voice
- ボーカル
Electro-Voice

Electro-Voice の“目玉焼きにナイフ”を
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Electro-Voice
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Electro-Voice
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Electro-Voice
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Electro-Voice
このアルバムは、そのタイトルが示す通り、「イレギュラーヒューマン=普通ではない、人とは少し違う存在」をテーマにした楽曲群で構成されています。社会の枠組みや既成概念に囚われず、それぞれが抱える孤独や葛藤、時に狂気にも似た感情を描き出す、鋭くも繊細な表現が詰まっています。
一曲一曲がまるで心の奥底に潜む“イレギュラーな自分”と対話するかのような深い世界観を持ち、リスナーの内面に問いかける作品群。人間らしさの多面性や、揺れ動く感情の不安定さを音と言葉でリアルに映し出します。
既存の枠を超えた独自の世界観を持つ『イレギュラーヒューマン』は、聴く人の心の中で新たな発見と共鳴を生み出すことでしょう。ぜひこのアルバムを通じて、あなた自身の「イレギュラー」を見つめ直してみてください。
アーティスト情報
Electro-Voice
Electro-Voiceは、感情をまっすぐに歌声へと変換するアーティストです。 “仮面を脱ぎ捨て、本当の自分を解き放つ”というテーマを、力強いボーカルとエッジの効いたサウンドで表現しました。 従順さを強いられる社会の中で、それでも自分の声で真実を叫びたい。 その想いを歌詞に込め、激情と繊細さを往復するような歌唱でリスナーの心を揺さぶります。 私は常に、**「聴く人の心に直接届く音楽」**を目指しています。 Electro-Voiceという名の通り、ただの歌ではなく“声そのものが電流のように響く”存在でありたい。 この楽曲が、誰かが自分自身の声を取り戻すきっかけになることを願っています。
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