イレギュラーヒューマンのジャケット写真

歌詞

泡になった声

Electro-Voice

夜がね、笑ってるの

私の中で 針が踊る

冷たい指先 壁をなぞるたび

見えない誰かが 息をしてる

時計が ぐにゃりと曲がった

時刻なんて もういらないよ

鏡の裏で 私が私を裂いて

静かに、「おかえり」って囁いた

泡になった声 誰にも届かない

脳裏に咲いた黒い花

夢と現の境目が剥がれて

目を閉じたら 全部 真っ赤だった

笑った顔がはがれて落ちた

床に広がる 記憶のひとかけら

ひとつ、ふたつ、またひとつ

名前を忘れた痛みだけが残る

電信柱にしがみついて泣く影

あれはきっと 昨日の私

声をかけたら 首だけで笑った

「ここはね、やさしい地獄だよ」

泡になった声 誰にも返せない

爪の裏で鳴く ガラスの鳥

壊れたって 誰も見てないから

好きなだけ 狂ってもいいでしょう?

「おやすみ」なんて言わないで

眠るたびに どこかが剥がれていく

最後に残るのは

……ただの音のない叫びだけ

  • 作詞者

    Electro-Voice

  • 作曲者

    Electro-Voice

  • プロデューサー

    Electro-Voice

  • ギター

    Electro-Voice

  • ベースギター

    Electro-Voice

  • ドラム

    Electro-Voice

  • キーボード

    Electro-Voice

  • ボーカル

    Electro-Voice

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このアルバムは、そのタイトルが示す通り、「イレギュラーヒューマン=普通ではない、人とは少し違う存在」をテーマにした楽曲群で構成されています。社会の枠組みや既成概念に囚われず、それぞれが抱える孤独や葛藤、時に狂気にも似た感情を描き出す、鋭くも繊細な表現が詰まっています。

一曲一曲がまるで心の奥底に潜む“イレギュラーな自分”と対話するかのような深い世界観を持ち、リスナーの内面に問いかける作品群。人間らしさの多面性や、揺れ動く感情の不安定さを音と言葉でリアルに映し出します。

既存の枠を超えた独自の世界観を持つ『イレギュラーヒューマン』は、聴く人の心の中で新たな発見と共鳴を生み出すことでしょう。ぜひこのアルバムを通じて、あなた自身の「イレギュラー」を見つめ直してみてください。

アーティスト情報

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