歌詞

三角形を並べた壁に　反射した光を追う

そこにあるのは夢だと　盲目の鳥は唄った

曖昧に背を向けた僕は　酷く臆病で

明日を見る目を失っているんだ

読めない君のこと　世界だと錯覚していた

騙し絵みたいなんだ　手を伸ばしても届かない

僕だって彼とおんなじ　快晴を待つ

きっと

変われないから

君の瞳に青を塗り込んで空を伝えたい僕は

いつまでも藍を夏風と背に纏おう

此の先に目印はないみたい　だからさ

夜明けの淵に飛べない翼の折れた君を

世界に透かすことなんて絶対にしないよ

錠剤の瓶が割れた床に　散らばった光を追う

『それは全部妄想だ。投げ捨てて良い妄想だ。』

曖昧にはにかんだ　僕は君にはなれない

ごめんね　明日がわからないよ

読めない君のこと　やっぱり世界だと思う

騙してみて欲しいんだ

手を伸ばしても触れられない

僕だって彼とおんなじ　君の帰りを待つ

変わらない　変わらないから

-

君は僕の夏だ　夏なんだ　夏、だった

僕は君の藍だ　藍なんだ　藍、だった

君の居ない風が通り過ぎた部屋に

壁になった青は

あの日君に似合った青だ

涙に反射した、青だ

君の瞳に青を塗り込んで空を伝えたい僕は

いつまでも藍を夏風と背に纏おう

此の先に目印は無い　そんな未来なんて無い

夜明けの淵に飛べない翼の折れた君を

世界に透かすことなんて絶対にしないよ

絶対に、ひとりにしないよ