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歌詞

瞳の死角

Kine Lune

あなたは何を、見つめてた。

わかっていて、ほしかった。

夜の隙間、風に今にもゆらめく 細いローソクの炎を

消えないように両手でそっと 包み込むように守りながら

私はあなたのすべてをずっと見つめて きたけれど

あの時のあなたの一体何を 見つめていたのだろう

頬を流れる涙の 本当のわけも知ろうとせずに

暗い瞳の 深い奥底も見ないで通り過ぎてゆく

どんな精一杯の言葉も ただもどかしいだけで

暗闇のなか、流れる星を 必死に探すように

私は奇跡を願って 祈ってきたけれど

あの時のあなたの一体何を 感じていたのだろう

胸を焼きつく痛みの 本当のわけも知ろうとせずに

救いを求める この掠れた声も聞かずに

液晶の画面で途切れたままの 冷たいメールの文字

真夜中、何度待っても鳴ることのない 静かな電話

現実(ファクト)はすべて終わりを告げているのに

それでも私たちの心は まだどこかで

つながっているのよね、と、闇に問いかける

誰よりもいちばん近く、そばにいたはずのあなたには

他の誰でもないあなただけには わかっていてほしかった!

誰よりも世界でいちばん大好きな あなたには

この痛みの輪郭を 知っていてほしかった

消えかけた炎(ともしび)が 静かに灰に還る前に

「通信不能」のシグナルが

ふたりの物理的な距離を 残酷に証明する

守ろうとすればするほど 指先が熱く焼けてゆく

この痛みの正体を あなたは永遠に知らないまま

誰よりもいちばん近く、そばにいたはずのあなたには

他の誰でもないあなただけには わかっていてほしかった!

誰よりも世界でいちばん大好きな あなたには

この痛みの輪郭を 知っていてほしかった

暗闇に取り残された、私のこの声を

ローソクの炎、両手の火傷。

視線の断絶、見つめた虚無。

途切れたメール、鳴らない電話。

つながっていると、信じたくて。

わかっていて、ほしかった。

あなたには、ずっと……

  • 作詞者

    Kine Lune

  • 作曲者

    Kine Lune

  • プロデューサー

    Kine Lune

  • ボーカル

    Kine Lune

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