

暖かい日差しの隙間を
冷たさの残る風が吹く
吸い込んだ空気飲み込んだ
瞬きする度変わってく
街中行き交う人の波
ため息ひとつ空見上げた
無邪気に憧れた映画の数だけ
色付いてまた消える空の色
鏡の奥で見ている君は
虚ろな目をしている
色褪せた世界の真ん中で
心を枯らして立ち尽くした
悲劇に見舞われたヒーロー気取って
掛からぬ声を待ち続けた
窓際通りの様子が
よく見えるお気に入りの席
コーヒーの苦味にはまだ慣れない
長く伸びた髪の形を変えても
変わらない景色まるで風景画
背伸びしたところで
かわらないことも
気付かぬフリしてたの
「馬鹿みたいね。」
夢に見た世界は夢のまま
描いた理想は霞んでいく
色付かぬ世界の真ん中で
涙を枯らして立ち尽くした
悲劇に見舞われたヒロイン気取って
報われる日を待ち続けた
- 作詞者
吉野 竜矢
- 作曲者
吉野 竜矢

空腹絶倒 の“セピアスケッチ”を
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