

クタクタになった君のサンダルで 無計画に部屋を飛び出した
「行く当てなんてどうせないくせに」って 頭の中誰かが囁いた
一番手前の分かれ道で 立ち止まって一度だけ振り返って
人影ひとつ探していた また期待したんだな 馬鹿だなぁ
カーテンを変えたって 君のスウェットを捨てたって
気持ちまで晴れるわけじゃない 心の洗濯が上手にできないまま
今日は絶対家には帰らない 最初っから決めてたはずなのに
街を染めたオレンジが もう夜になるよって教えてる
国道沿いの歩道橋にひとり 切れかけの街灯が灯る頃
ポケットの中震えるスマホに 気づかないふりをして歩き出した
あの日君を赦してしまった 自分の弱さを責め続けた
愛を育てはじめたあの夜 恋が終わった音がした
長い暮らしの中で 失くしたものもあったけど
じゃれあって眠る夜の度に またひとつ君を好きになっていった
今日は絶対家には帰らない 公園通り名前も知らない誰かの歌が切なくて
君のことばかり 思い出した
恋は勝ち負けなんかじゃないって いつも笑われていたけど
ずるい君には 分からないんだろう たくさん好きになったほうが弱いんだよ
あんなに泣いたのに 喧嘩して引っ搔いた傷も
綺麗な瘡蓋になって 人はまた痛みを忘れてゆくんだろう
今日は絶対家には帰らない 最初っから決めてたはずなのに
さっきから言い訳を探してる
ねぇ君もおんなじ気持ちでいるかな
暗くなった空にひとつふたつ 星が静かに灯るころ
いつものアイスコンビニで買って 玄関を開けたらふてくされた顔で
変らない声 君の「おかえり」
- 作詞者
市崎かなこ
- 作曲者
市崎かなこ
- プロデューサー
なかしま拓
- レコーディングエンジニア
なかしま拓
- ミキシングエンジニア
なかしま拓
- マスタリングエンジニア
なかしま拓
- グラフィックデザイン
なかしま拓
- ボーカル
市崎かなこ
- アダプター
友安優弥

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