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「夜露のパララックス」は、遠いものを自分の手で近くに引き寄せ、距離がひとつ縮まる冬の入口の夜を描いたミディアムテンポのシティポップ。
多摩川の土手を上がる風、団地の屋上に据えた三脚、きしむピントノブ、順番に覗く一つの視野、そして夜露で白く曇る接眼レンズ――望遠鏡の小さな円の中へ降りてくる遠い光が、近づく瞬間と、また遠のく気配を同時に映し出す。
架空のAIシンガー Akemi が歌うのは、遠い光を遠くから見ることに慣れて育ちながら、今夜は自分の手でピントを回して距離を縮める側に回る、選ぶ意志を持った大人の感情。
70年代後半から80年代初頭のニューミュージックやアーバン・ポップが持っていた、冬の夜、遠い街の灯り、届かない光への距離感を描く叙情性を下敷きに、現代的な感性で再構築した一曲となっている。
視野の縁から星を導き、円の真ん中で光が止まるその瞬間、遠かったものが確かに手の中へ届く。
やがて夜露がレンズを曇らせ、光がまた縁へ流れても、「また明日も」とは言わずに相手の癖をなぞって三脚を畳む――そんな名前をつけない近さを描いた楽曲。
Produced by nanayon music.
1970年代後半〜80年代前半の「シティポップ/ニューミュージック」が持つ哀愁と夜の空気感を、生成AIと編集で“作品として”再構築する音楽プロジェクト。 Akemi(アケミ)は、神奈川県大和市出身という設定で生まれた架空のAIシンガー。都会の孤独、大人の恋、夜の感情を、ノワール調のシティポップとして歌う。 作詞・作曲・歌唱・ビジュアルは生成AIを制作ツールとして用いながら制作し、「AIの中にある人間味と懐かしさ」をテーマに探求している。
nanayon music