Lyric

殴り描きの1ページを

そっと開けてみると

「だいすきだよ」の言葉だけが

寂しく残っていた

今となっては 綺麗なもの

清潔なもの達に

囲まれている僕は

いつから子供をやめたんだ？

遠く幼い頃に

描いてた自由画帳には

意味なんてなかったけど

そこで夢が叶っていた

言葉はシンプルに

話す時は短めに

相手に伝わるように

そんなことしなくていい

言い回しが変でも

遠回りな言い方でも

それでも愛してくれる

人間てやっぱ最高だ

人はいつも未完成で

作りかけの粘土みたいで

うまく顔を作りたいのに

なんか変になるんだ

昔はそれでもかっこいいと

かわいいと言われたけど

大人になるとそんな

作りかけは捨てられるんだ

でも、それがいいんだと

言ってくれる人もいて

そんな人がいるから

僕は今日もここにいるんだ

ニコニコした笑顔で

声たかく美しく

姿勢良く顔を上げて

そんなこと出来なくていい

ライブで買ったTシャツ着て

夜中にマックに寄って

ドライブスルーをして

公園へ行こう2人で

慰めの文字はいらない

僕が消していくから

その代わりと言ってはなんだけど

「明日、外に出てさ！なんかいいもの見つけようよ！」

「何かはわからないけど、とりあえず一緒に行こうよ！」

そんなこと話してる

今が1番なんだって

歌にしなきゃわからなかった

人間でやっぱ最低だ

同じことで笑ったり

顔見合わせてニヤけたり

悲しい時にくれた

一杯のコーヒーだったり

あぁなんて人生だ

こんなに涙が出るんだ

明日はどうか知らないけど

とりあえず一緒に歩こうか