金曜夜のジャケット写真

歌詞

金曜夜

YOHAKU

街の灯りが

いつもより

少し近く見えた

駅前を抜ける頃には

昼の熱も消えていた

シャッターを下ろす店と

まだ開いたままの花屋

信号を待つ人たちは

どこか急いで見えたけど

俺は歩幅を変えずに

風の向きを確かめてた

長かった一週間を

何度も振り返るほど

大したことは

なかった気もする

それでも今日まで

来たことだけは

少しだけ

認めてもよかった

空の端には

昼の色が残って

街灯の明かりが

足元を追い越した

金曜の夜を

歩いていた

何かがあるわけじゃ

なかったけど

肩に残っていたものが

少しずつほどけて

いつもの街まで

やさしく見えた

古い商店街の前で

自転車が並んでいた

焼き鳥の煙だけが

路地の奥へ流れていく

スーパーの袋を下げた

人とすれ違いながら

それぞれの一週間が

家へ向かっていく

連絡を取る相手も

今夜の予定もなくて

それを寂しいとは

思わなかった

川沿いへ曲がれば

風が少し強くなり

欄干に残った熱を

夜が冷ましていた

遠くの窓に

明かりが増えて

帰る場所の数だけ

夜が始まっていた

金曜の夜に

立ち止まった

明日のことは

まだ考えなかった

うまくいかなかった日も

ここまで連れてきた

それだけで今日は

悪くなかった

月曜の朝は

ずっと遠くに見えた

昼の川辺では

まだ息を整えてた

影が伸びた頃

少し軽くなって

気づけば今

街の灯りの中にいる

何かを越えたほど

強くはないけど

投げ出さずにいたことは

消えたりしない

誰にも見えない一週間を

自分だけは知っている

だから今夜くらい

静かに歩けばいい

金曜の夜は

静かだった

それでも胸の奥は

少し明るかった

遠回りして帰る道も

今日は悪くなくて

長かった一週間が

風の中へほどけていった

街の灯りが

川に揺れていた

明日はまだ

来なくてよかった

  • 作詞者

    YOHAKU

  • 作曲者

    YOHAKU

  • プロデューサー

    YOHAKU

  • ラップ

    YOHAKU

金曜夜のジャケット写真

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    金曜夜

    YOHAKU

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