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歌詞

夕暮れのうた

和田 敦子

商店街の八百屋では

低くラジオを流してる

いつものようにニュースでは

日本の明日を憂いてる

あのひとは今日もまた

帰ってはこないだろうけど

それもまたいつものこと

泣くほどのことじゃない

流行りの歌が聞こえれば

うろおぼえにハミングして

店に並んだたまねぎや

じゃがいもなんか選んでる

あのひとが大好きな

一皿のレシピがふいに

浮かぶのもただのくせで

考えたわけじゃない

化粧品屋の店先で

口紅選ぶひとがいた

足下見ればひとすじの

ほころびが走ってました

エルメスのバッグにも

スーパーの紙袋にも

ためいきが同じように

すこしだけひそんでる

つっかけたサンダルも

流行の革のブーツも

それぞれの影を落とした舗道

踏みしめて歩いてる

夕暮れを歩いてる

  • 作詞

    和田 敦子

  • 作曲

    和田 敦子

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2022年11月20日にCDリリースされた和田敦子の4曲入りファーストミニアルバム。

アーティスト情報

  • 和田 敦子

    愛知県名古屋市出身。 会社員生活をしていた1990年代後半、DTMで作曲を始める。 PCにしまっておいたすべての楽曲のデータ消失などのトラブルがトラウマになり、音楽制作を休止。 長い時を経て、「あの曲たちを誰かに聞いてほしい」との思いに突き動かされ、2019年ライブ活動を開始。 日常生活、女性であること、この社会で働くこと、生命・宇宙などをテーマとした歌詞を80年代サウンドにのせて歌う、人生100年時代のシンガーソングライターとして活動中。 ソウルフードは「山本屋の味噌煮込みうどん」

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