タバコに火をつけて
訳もなく目に染みて
記憶に火をつけて
訳もなく涙が零れ落ちた
あの頃の僕はどうかしていた
演じることが全てだった
あの頃の僕はどうかしていた
崩してしまったものがただ大きすぎた
痛みを吸って、煙を吐いて
喉に絡んで、胸についた
平気なフリをして家路を急いだが
家に着いた途端、どっと疲れを感じて
僕はシャワーも浴びることもなく深く眠り惚けた。
そしてその日、君と花屋をやる夢を見た。
その店は僕たちにしかできないフラワーアレンジメントで大繁盛していた。
ある日、君は「路面店をやろうよ」と言い出して、
あまりにも無垢で健気に言うから二つ返事で店を出すことにした。
その路面店も大盛況だった。
しかし店を閉めて、ふと振り返ると、枯れた花を両手に抱えて君は泣いていた。
そして目が覚めると僕も涙を流していた。
タバコに火をつけて
訳もなく苦しくなって
君のことを思い出しても
灰になって風に飛ばされてしまった
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罪悪感、それは社会的、道徳的に非難されるべきことを犯したという意識、ないしは感情。
こうした意識・感情がおきると自尊心を失い、罪滅ぼしをしようという気持ちがおきる。
自分を無価値なものとみなす傾向のことをもいう。
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「ソレデモイキテイタイ」
- 作詞
渋谷川隼人
- 作曲
渋谷川隼人
渋谷川隼人 の“罪悪感”を
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