行方不明のジャケット写真

歌詞

血は巡る (2024 Remastered)

Waku

救いを求め俺は向かった港へ

でもそれすら救いようがなかったよね

ただ何かに頼っていたかっただけいつものように

重ねた二項対立

都会と田舎

目の開閉

文字の数

接続詩

あなたと君

それを包み込んだ港

不正解が正解になりうると

便宜的な指針が通用しないと思っていた矢先

鮮血という現実との二項対立を強いられた

だから港に行っても意味なかったただのフィクションでつまらんじゃん

いくら表現しても君はいつもそこにいて消えない

多分好きで仕方ない

オートチューンすら皮肉になりうる

いや違う

輝かせたきっかけになった人生の幅

下みても反射する光で上目指しその光は透明じゃない

俺に見える光ならば血が付いてる舐めてかからない

鉄の味しかないし希望も競争奪い取る

それでも俺は奪い取る

血は巡る

選べ

叫ぶ

目眩を起こすほど

血は巡る

選べ

叫ぶ

目眩を起こすほど

手を伸ばす

俺の役割

この短い人生の役割自分で決めるんだ

目の前に無、切り拓く

港という虚構俺に必要だった存在でも今ならいらない

喫茶店で知り合った映画監督に言われた

「君は一人でやった方がいい」

それから仲間の目を見れない時もあった

いやでもやっぱ「みんなで」って

俺にはないものがあって

チェケラッチョって馬鹿にされてた時代から

このビートを作ってる兄弟とひっくり返すってな全てさ

クサいことを語ってる居酒屋で俺の仲間だけ

白黒つけたやつだって当たり前に増えて

あいつがインターン行って面接行って

俺はレック上手くいかなくてボツが溜まって

あいつはインスタに自撮りと恋人をあげて

俺はポッケに手突っ込んで

クソみたいなタバコ咥えて夜に空を見上げて

「ああまた上手くいかねえ」って

真っ当に生きてるから人生の岐路は訪れると信じて

悩んでる引き返すわけじゃない

水を濡らした顔叩いて口に出して問いただす

「明日死ぬときに俺は笑えているのか」

でもいまだに切り離せない社会とダチとお前の幸せ

回想は家路の途中で覚めた

帰路で乗り込んだタクシー

吉祥寺を通る

静けさは物事を新たな視点とともに映す

俺は君から離れた都会からも離れた

一つのことが離れて二つになった

お前にも血が巡ってるのがやっとわかった

だからってわけじゃないんだけどさ

俺の視界は暗くなってきてるから

次はお前の話を鮮血の中で聞かせてくれよ

  • 作詞

    Waku

  • 作曲

    Hvsh da D.E.W

行方不明のジャケット写真

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ストリーミング / ダウンロード

行方のデラックス版に位置付けられる新アルバムが到着。War Youth in this countryから始まった時間軸を持った作品群の最終作。

アーティスト情報

  • Waku

    物事を遠くから見つめるような歌詞と日常的、直接的な表現の組み合わせによって生み出される彼の哲学は現代社会に生きる多くの人を惹きつける。自身を「犠牲」や「媒体」とするその姿勢には他者に対して委託をする意思と自己が等身大であることを強調していることが垣間見える。クリエイティブ集団ToTを牽引するWakuは何を見つめ、何を為すのか。

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ToT

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