歌詞

何様

別れる時は私から

立てた爪には確かな感触

でも今は要らなかったな

今更

何を言えば

形から入るきみにはらしからず

本当のことだけ言えたんだ

よくできました

これで終わりなら

いつかのように戻る気がして

見逃してた二人分つのは

一人がけのソファと狭い部屋

絨毯に零したコーヒーみたい

瞬間に針を落としたら広がってく

染み、波、闇

きみを見ないように俯いて

私って思ってたよりずっと脆いんだね

ってちょっと知って床を泳いだ目

「「思ってないでしょ別に」　」なんてね

いつもみたいに言えんじゃね？

って思ってたって言えんのね

舌の根も乾かぬ間にフェイドアウェイ

腹立っておかしいよね

どの口が言えるんだよ

Play againだってねえ

何様

別れる時は私から

立てた爪には確かな感触

でも今は要らなかったな

今更

溢れ出すのはナシかな

美しさの不確かさ

みたいに揺らぐ眼の中が痛かったんだ

私もきみも馬鹿ね

主導権の獲り合いで荒んで

何も言えなくなって

口を開けばこのザマです

焦るのは遅く

絶望に早く

言ってしまったなって思うには丁度良いくらいの温度で

ゆっくりと火傷をしたんだって気づかない

何様

別れる時は私から

立てた爪には確かな感触

でも今は要らなかったな

今更

思い返すとどうだ？

綺麗だと思えたんだ

もう遅いなあ

何様

別れる時は私から

立てた爪には確かな感触

でも今は要らなかったな

今更

何を言えば

形から入るきみにはらしからず

本当のことだけ言えたんだ

よくできました

本当は本当じゃないことくらい

知ってるでも言ったじゃんキモい

確かなことなどなにもない

潤んだ目の位置気づく後悔