淡く光る間接照明
後先考えずに腕を回した。
他の誰か想像できなくて、
知らんふりをして
また眠るのです。
付けてしまったよ。
なんとなくで使ったライター
あの頃の冷たい空気が愛おしい。
背中から涙が滴る
「それ」を見るのも
悪くないよ。
風に揺れる
観葉植物みたいに
あの子の赤毛も
見なくなったな。
これから僕たちは
どこに行きたいかなんて
わかっちゃいないんだろう?
ねぇそうなんだろう?
灯してしまったよ。
なんとなくで付けたライター
道を教えてくれる訳でもないのに
背後から君の震える声
「それ」を聞くのは
もう飽きたよ。
ねえ
うちに帰って
会いたくなったら
そのうち電話掛けるから
そんなに連絡寄越さないで。
付かなくなったいつものライター
これしか持ってないの
本当にダサいよね。
やっぱりどうでもどうでもいいや。
今はこのままで
なんとなくで付けたライター
あの頃の冷たい君が好きだった
灯した先には寂しそうな君と
無くなったライター
またいつもの見せてよ
また会おうね。
- 作詞
rin
- 作曲
rin
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