Lyric

スクリミア。スクリミア。ループリカ。

泡と影の旋律。聞こえてるかな。

三日月は逆さまに揺れ、

影はぼくの胸と、きみの視線をすり抜ける。

空は水のように溶け、星々は息を吐く泡となる。

ぼくは忘却の舟に揺られ、時間の海の底を彷徨う旅人。

波は記憶を運び、光は夢を編む糸。

スクリミア。スクリミア。ループリカ。

泡と影の旋律。聞こえてるかな。

「ここにいて」泡と影の旋律。聞こえてるかな

きみはその糸の奥で踊る影、

触れぬまま、ぼくの存在を染める。

綱は宙を裂き、牙のような思い出がそれを断つ。

ぼくは叫びの粒となり、きみは静寂のしずくとなる。

スクリミア。スクリミア。ループリカ。

泡と影の旋律。聞こえてるかな。

互いの意志は、光と闇の渦の中で絡まり、

形なき旋律を奏でる。

抱いた宝は、地でも空でも星でもない。

時間の端に浮かぶ透明な泡、

それは、きみの指先に漂う光の輪、ぼくの胸に落ちる銀の涙。

二つの軌道が絡み合い、ひとつの記憶の地図を描く。

世界は輪郭を失い、血も神も重力も意味を失った。

ただ、涙の雫が次元を溶かし、

光の泡が夜を抱きしめる。

「逃げないで」「愛してる」

短く鋭い言葉が、宇宙の深海に響く旋律となる。

だから、ぼくたちは漂う。

始まりも終わりもない水面で、

手を取り合う必要もなく、

光は虹となり、時間は泡となり、

この誓いは存在そのものの歌。

そして、世界は知るだろう。

泡と影が交わる瞬間に、

涙は笑顔に還り、永遠の深海に光が宿ることを…

スクリミア。スクリミア。ループリカ。

泡と影の旋律。聞こえてるかな。

スクリミア…スクリミア…ラグナイズ…

スクリミア…スクリミア…ラグナイズ…

スクリミア…スクリミア…