

茹だるような夏の陰で
うたた寝をしている
飲みかけ珈琲の香りと落ちる雫
通り過ぎる誰かの足音がする
意識の向こう側で向日葵が笑う
あぁ「海を見に行こう」「花火を咲かそう」
あの夏の君の言葉を
あぁ 今更懐かしい夢を見たのは
焦げ付く程 夏と君の匂いがしたから
唸るように鳴いた雲が
馬鹿みたいにでかいなぁ
1時間あとには雨が降るらしい
どんな声で どんな瞳で
君は笑ってたっけ
何度も雨に霞んだ
どんな夜も どんな朝も
ずっと消えない 温もりだけ
あぁ「手を繋ごう」「キスをしよう」
あの夏を探しに行こう
あぁ「海を見に行こう」「花火を咲かそう」
100年経っても忘れないこと
あぁ 今更懐かしい夢に焦がれて
今も君の夢を見ている
せめて 美しく凪いでよ 青い夏
- 作詞者
たっく
- 作曲者
たっく
- レコーディングエンジニア
Wakui Shingo
- ミキシングエンジニア
Wakui Shingo
- マスタリングエンジニア
Koyanagi Tetsuya
- グラフィックデザイン
薫
- ギター
たっく
- ボーカル
たっく

たっく の“君の匂いがした”を
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ストリーミング / ダウンロード
2nd mini album『昼下がりは君の匂いがして』は2024年7月15日にリリースされた。心に残る風景や、未来へ踏み出す勇気を与える言葉を綴った本作は、疾走感のあるロックナンバー『Catch up』や、夏のほろ苦い青春を歌った『君の匂いがした』を含む全5曲を収録。リリース日には地元・長野でレコ発ライブを開催し、楽曲の熱量と共に、心温まるひとときを届けた。
アーティスト情報
たっく
1994年、長野生まれ。透き通る声とギターの音色が重なり合い、心に響く音楽を奏でる。2013年よりシンガーソングライターとしての活動を開始し、オリジナル曲を中心に弾き語りを展開。2022年、1st mini album『さよなら どうか』をリリースし、地元のファンから温かい支持を受ける。さらに2024年には2nd mini album『昼下がりは君の匂いがして』を発表。キャッチーかつ繊細な楽曲群でリスナーの心を掴んできた。現在は地元・長野を拠点に、音楽を通じて地域との絆を深めつつ、自らの感性をさらに磨き続けている。
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