虚ろな思い出のジャケット写真

歌詞

虚ろな思い出

tktc szk

悲しみの海岸線に打ち上げた

朽ち木に留まる鴎(かもめ)も一羽

思い出せなかった話の残りがよぎる

舌へ触れる前に飛び立って消えたけど

軒下に打ち捨てられた

瓦礫(がれき)に腰を掛けても

迫る夜は避けられない

闇に飲まれるまま

荒れて剥がれた唇へ

昨夜の話を書き留めて

重ねて束ねた図書室の陰

開かれなかった赤い本

軒下に打ち捨てられた

瓦礫に腰を掛けても

迫る夜は避けられない

闇に飲みこまれるまま

待ち暮らし草臥(くたび)れたまま

街灯で夜を告げても

慰みに書いた鼻歌

忘れられて消える仄甘い

軒下に打ち捨てられた

瓦礫に腰を掛けても

迫る夜は避けられない

闇に飲みこまれるまま

  • 作詞

    tktc szk

  • 作曲

    tktc szk

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私は、10代のころから札幌市内のライブハウスで、ときどき自作の曲を演奏してきました。この度、レパートリーの中から9曲を録音しました。アルバムを作ろうと思い始めてから、かれこれ15年以上経過してしまいました。多少、古臭いかもしれませんが、だれかがこのアルバムを楽しんでくれることを心から祈っています。
それぞれの曲はシンプルなポップソングです。このアルバムを制作するにあたり、Pure Dataというビジュアルプログラミングツールを用いてドラムマシンとシンセサイザー制御システムを作りました。ドラム、ベース、ピアノ、シンセリード、それからストリングスは、私が作成したプログラミングにより演奏しています。
私自身は、60年代のサイケデリックロックや、ソフトロックが好きです。

アーティスト情報

  • tktc szk

    アナログシンセサイザーとドラムのサンプリング音源をPure Dataで制御して演奏しています。本人は、プログラミングの他、クラシックギターと歌を担当しています。

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