歌詞

五月雨の降る朝日 涙目で羽根を広げ

悴む手にそっと留まり 華やかな彩りに彷徨う

喜びの舞 踊る幸福 二度とないくらい目立つ景色

偶に霞む風が清く 吹く世界に生まれ育つ

神秘的に映し出した 鏡の中 我を見つめ

他愛もなく優雅に飛ぶ 目的地は何処にある？

泣きもせず ただひたすらに 壊れるまで

二つとなく また予期せぬこの荒れた 地平線の向こう側へ

必ずや謳う分からず屋の視界

離さず快感を得る為に高くまで

花咲く輝いた街の庭でそっと

降り立ったなら一先ず休めようか

休息も 束の間で 我が子に 餌与えて

泣く泣く 羽ばたいては 探している輝く場所

うんと強く なる為の 幸先良い 水分も

枯れないように そして無くならないように

疲れ果てた 落とす手足を 今日は何処か 暗く見える

後はどうか 託してゆく 守る者は 自分自身

必ずや謳う分からず屋の視界

離さず快感を得る為に高くまで

花咲く輝いた街の庭でそっと

降り立つことも今はないのだろう

必ずや分かる授かった生を

無駄にしないことが何より大切だと

花咲く輝いた街の庭にふと

羽根を畳んで 眠りに就いていく

五月雨も明ける朝日 確かめて孵化している

恥じらいなど捨てる仕草 新たに光へと彷徨う