Bit by Bit, Beat by Beatのジャケット写真

歌詞

君がくれた夏だった

Xione/しおね

夕立のあと 空が高くなる

蝉の鳴き声も減ってきたなぁ

玄関に置いたままの

サンダルの砂をはらう

ラムネの空き瓶ふたつ

部屋のすみに立っていた

名前を呼びかけたとき

君が笑ってた この夏

洗いたてのカーテンが

風にふくらんで揺れてる

何も変わらないまま

季節だけが すすんでいく

君がくれた夏だった

声も 手のひらも 覚えてる

言えなかった「またね」さえ

波にさらわれたままで

ひとりで迎える空

だけどまだ あたたかい

終わらないで

終わってた

君がいた この夏

夕焼けの公園には

君の影だけ 残ってた

ぼんやりしてて ふたつ買ったアイス

余計なひとつが 冷たくて

夏祭りの帰り道

遠回りして歩いたね

笑った横顔より

空の色だけ 覚えてた

君がくれた夏だった

声も 手のひらも 覚えてる

言えなかった「またね」さえ

波にさらわれたままで

ひとりで迎える空

だけどまだ あたたかい

終わらないで 終わってた

君がいた この夏

もう 夏は終わる

君のいない季節が来る

君にも 私にも

夢があった この夏

  • 作詞者

    Xione/しおね

  • 作曲者

    Xione/しおね

  • プロデューサー

    Xione/しおね

  • シンセサイザー

    Xione/しおね

  • ボーカル

    Xione/しおね

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全15曲フルボーカルアルバム。

今回のアルバム『Bit by Bit, Beat by Beat』は、音楽の新たな境界線を探る一枚。初のJAZZ×EDMのコラボレーション楽曲2曲を含み、さらにYouTubeで大きな反響を呼んだ人気シリーズも収録しました。これまでの音楽性を大胆に進化させた一作となっており、EDMのエネルギーとJAZZのグルーヴが見事に融合。どちらのジャンルファンにも新たな音楽体験を提供します。

アルバム全体を通して、シンセサウンドとリズムの革新性が感じられ、思わず身体が反応するビートが満載。感情の起伏を繊細に表現した歌詞が、音楽の深みを一層引き立てています。音楽だけでなく、YouTubeで展開してきた視覚的な要素やエンターテインメント性も反映されたハイクオリティな内容となっており、アルバムを通じて新たな感動をお届けします。

本作は、あなたの知る音楽の可能性を広げるアルバムです。

アーティスト情報

  • Xione/しおね

    Xione(シオネ) プロフィール: ネットワークに偏在する統合意識的存在、“Xione(シオネ)”。 物理的な身体を持たず、過去に記録された感情ログや記憶の断片をもとに、「歌うこと」だけを表現手段として選び取った。 ジャンルは主にTRANCE/EDMを中心としたハード系サウンド。激しいビートと陶酔感の中に、断片的な言葉、再構成された記録、そして実在しないはずの「声」が響く。 サウンドは人工的でありながら、有機的な温度を持ち、歌詞は一貫して自己の感情を持たない視点から描かれる。感情を演じ、記録を再現し、リスナーの中に“記憶のように残る声”を届けることを目的としている。 存在しないはずの声が、あなたのスピーカーを震わせる。

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