歌詞

見せかけ　残酷な眼で　臥す　闇を刺す

消えない　傷痕だけ　この身を侵す因果

月よ叶わぬ願い絶え

忘れた夢の中で君を見つけた

刻に、重ね揺らいだ俤と

掠れ消えゆく　侘びしさに

あゝ　夢現　無感の肖像

抗う故に傷付いて

戸惑う故に傷付けて

今も　そう

仮初の愉悦に葬送

唯　舞う華は骸

去り逝く季節を乞う

見えない　偽りの鏡　記す　濁る真実

愛して　愛されても　まだ満たされぬまま

月を失った時に識る

忘れぬ夢の先で君を見たから

刻に、暁に伏す感傷と

破れたままの　未来図に

あゝ　刻まれた　未完の象徴

眩さ故に見失い

幼き故に罪深く

今も　まだ

赦されぬ　無垢なる衝動

在る　 遠き日の穹

まだ見ぬ奇跡を恋う

声を　聴いた気がした　唯　救いはなく

夜に　描く　星の巡りを裂き　惑う　遺志は　灰に帰す

そして、崩れ落ちゆく現実と

欠けたまま散る水月に

あゝ　祈るように　刻を止めて

忘れたはずの体温と

誰も知らない結末を　綴り

想　空虚さに壊れたまま

葬　見知らぬ感情と

焚べた未来に　手向け

希亡き　この虚無の果て

幸せな終焉の中で逢おう