食卓に並んだ色のない言葉を喰らって幾年が経った
『もう、やめたいな』
なんて突拍子もなく言うからさ
窓から射した希望のない濁る光に背を押されていたから
そんな言葉吐いたのかな ずっと一緒に居たから分かるんだ
今まで大事に育んだ 子供の様なこの有象無象が
塵となっていい訳ないじゃん
「ばーーーーーか」
君が好きだって君が言ったからこの人生があったんじゃん
私はこれからも生き続けるけど
お前はどうなんだ?
世界中から愛されたいとか傲慢な君を私は愛したの
まだ行かないで ここに居て
ぐしゃぐしゃの紙床に投げて溜息が増えたのは気づいていた
『嗚呼、消えたいな』
部屋の外にも漏れ聞こえていたな
君と私で成し遂げたい夢を語った日は記憶の檻の中
もう取り出せないのかな
君が私に出逢った日 未来に希望を抱いたっけ
二人一つで"息"をして どんな歌だって魂で歌って
二人で分け合った バウムクーヘンの味を今も覚えているんだ
愛してる
息苦しいほどに泣いていた夜を切り裂く様に叫ぶ様に
君から貰った存在証明が大海に伝っていった
初めて私の瞳を見た君の 澄み切った顔に私は恋したの
抱きしめあって
君が私に出逢った日 未来に希望を抱いたっけ
二人一つで"生き"をして どんな歌だって魂で歌って
二人で分け合った バウムクーヘンの味を今も覚えているんだ
愛してる
食卓彩る甘ったるい言葉を喰らってこの先の未来
『ねぇ、聴きたいな』
なんて突拍子もなく言うからさ
軽く咳ばらいをしたら ここは二人だけのライブハウスだ
さぁ息吸って
- Lyricist
KyoTa
- Composer
KyoTa
- Producer
KyoTa
- Guitar
KyoTa
Listen to Baumkuchen Doubt by KyoTa
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