歌詞

パンナコッタみたいな日　やわらかく始まる朝

スプーンですくうみたいに　少しずつ動き出す

とろけるように　流れる時間

誰のスケジュールにも、合わないけど

それでいいって　思える味

ほどよい甘さの　今がちょうどいい

表面は静かでも　中では、ちゃんと揺れてて

その感じが、人間らしくて好き

パンナコッタみたいな　気分でいたい

固まらないままでも　カタチになってく

甘さの中にある余白が

わたしの “らしさ” を包んでくれる

冷たすぎても味がぼやけるし

焦るとすぐに崩れちゃう

ちょうどいい温度で過ごせた日は

なんか世界もやさしい味になる

うまく混ざらない気持ちも

置いておけば、そのうち馴染むから

パンナコッタみたいな　わたしでいたい

完璧じゃなくて、でもちゃんと甘い

誰かに見せるためじゃなくて

自分で味わえる幸せがいい

こぼれた時間も捨てないで

きっと、あとでいい香りになる

パンナコッタみたいな　毎日でいい

ひんやり 優しい 静かな満足

とろけるたびに見えてくる

“今” の味を信じてたい

パンナコッタみたいに　柔らかく生きたい。