歌詞

あるかどうかも分からないのに

夢や希望という幻想に酔ってた

都会に行けば何か凄くて

特別な世界があると思ってた

新しい街の空には

色づいた風が吹いてた

うまく乗りこなせないのは

目的地を知らなかったから

あたたかい「おはよう」も

飼い猫の鳴く声も

言いたくない「さよなら」も

思い出のなかにあった

君がいた景色には

僕は何も見てなかった

どこにも行けず彷徨っていた

愛や理想を振り切れないまま

曖昧だから夢を見れた

知てしまったら夢から覚めてた

見慣れた街その空には

灰色の雲が積もっていた

光がどこから差すのか

分からなくなってしまったんだ

あたたかいラブソング

鳴らしてたオルゴール

見つけたのそのときに

思い出の中に帰った

君がいた景色には

僕のすべてがあったのに

思い出のカケラ

拾い集めてももう

戻れない時間よ

見逃したぬくもりを

気づいてた愛しさも

耐えきれない寂しさも

思い出の中にあった

君がいた景色には

僕は忘れ物をしていた

あたたかい「おはよう」も

飼い猫の鳴く声も

言いたくない「さよなら」も

思い出のなかにあった

君がいた景色には

僕は何も見てなかった