歌詞

予報外れの曇り後雨

期待は実らずしばしお別れ

水溜り塩素混じりの地ベタ

畳と微糖の匂いがしてた

アスファルトぶち破り生える竹の根っ子

作品はmade inの折り畳みベッド

鮮やかなニット帽子マフラーは自作

居間には常に笑いが飛び交う

強く生きて少し早い終止符を打った

足音でいい何か起こしてくれAction

藪医者が渡すシップ処方箋はmust

出発はお静かに鳴らさないクラクション

遠い耳に不慣れだった似合わないiPhone

「じゃあねまた来る」って閉めた扉あれが最後

葬儀場でこぼれ落ちる悔し涙

棺に放り込んだ椿ダリア

まるで俺だけのモノかの様に寄り添って

泣いて帰るそんな日には抱きしめて膝の上

強く見えて内心は涙脆い私

閉じそうな瞼擦りながら御伽話

生きる意味は誰にだって平等にあって

天国でまた会えるって保証があるのなら

死ぬ理由もこれでまたひとつできたのかもな

会える時に会っとけって言葉が身に沁みた

ボケ防止でやり始めた駄菓子屋は繁盛

シニアカート乗り回してパトロール散歩

あの人は好きでもあの人は大嫌い

楽しそうに話す愚痴はいつもありきたり

コロナ禍で特別に降りた面会許可

降りたというよりも降りてしまったのか

これはもう長くないの医師からの合図

寝返りも打てずでも表情で応える

今俺が人に優しくできているのはあなたの

遺伝子が沢山含まれているからだろう

これが今となっちゃ取り柄

もぬけの殻になった戻らないアトリエ

お互いに愛してるそんな関係で

あなたを失う事がすごく怖くて

それならば最初から突き放しておけば

いやそのプランは無しだ

あれで正解だろう

まるで俺だけのモノかの様に寄り添って

泣いて帰るそんな日には抱きしめて膝の上

強く見えて内心は涙脆い私

閉じそうな瞼擦りながら御伽話

生きる意味は誰にだって平等にあって

天国でまた会えるって保証があるのなら

死ぬ理由もこれでまたひとつできたのかもな

会える時に会っとけって言葉が身に沁みた