Ichijin Front Cover

Lyric

Ichijin

nakaken

夜の底 太鼓ひとつ

まだ名も無き 波が立つ

土に根を張る 無数の影

声を潜め 時を待つ

誰に呼ばれず 名も掲げず

ただ国を 背に受けて

眠れる野に 火は落ち

静かな空が 軋みだす

古(いにしえ)の血が 騒ぐ時

人は再び 立ち上がる

主(あるじ)を待たず

旗に寄らず

志のみが 道を示す

一夜(ひとよ)に懸ける 定めあり

長き構えは この身に非ず

風は名を持たず

されど国を動かす

無数の息が 重なるとき

時代は 音を立てる

風は姿なく

されど刃より鋭し

一陣(いちじん)

この夜を裂け

市(いち)に在り 野に在り

それぞれの場で 生きる者

だが合図は 等しく鳴り

心は一つに 束ねられる

室町の土が 覚えている

名もなき者が 世を返すことを

歴史はいつも

そこから始まった

風よ 走れ

言葉を越えて

理(ことわり)を越えて

風よ 起これ

刃なき刃として

この国の 行方を変えよ

名もなき声が

うねりとなる夜

一陣

すべては ここからだ

夜は破られ

朝は選ばれる

――風は

もう戻らぬ

  • Lyricist

    nakaken

  • Composer

    nakaken

  • Producer

    nakaken

  • Guitar

    nakaken

Ichijin Front Cover

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