Lyric

憂鬱は決して無駄ではない

そう言われたって分からないんだわ

そう単純な簡単な話じゃないのよ

そう一心に　駆け抜けたいのよ

焦ら立つ底抜けに明るい明日と

不甲斐ない今日の日を抱えて

春風に揺れる

それはいつかのまぼろし

ふかしげに匂いかすめる

裸足で駆け抜けていく

淀みなく迫る　春秋の日よ

このまま透明なままでいたいの

そう言ったって何も分からないんでしょう

そう肝心な純真さがきっとないのよ

そう一新に　駆け抜けたのにね

こぼれ落ちてゆく新しい決意と

やるせない昨日を残して

春風に揺れる

それはいつかのおもかげ

かすかに触れ落ちてゆく

色どる確かなものは青

限りなく迫る　春秋の日よ

輝き続けられるだろうか

行く末はあまりに無力

そう一心に駆け抜けた思いよ

どうかそのまま

春風に揺れる

何もいつかはまぼろし

薫る草の匂いは熱く

ねえ知っているでしょ

春風に手を伸ばして

惜しみなく迫る　春秋の日よ

それはいつかのまぼろし

ふかしげに匂いかすめる

裸足で駆け抜けてゆく

淀みなく迫る　春秋の日よ