Lyric

終わりまで 最後まで

消えるまで 受け止めて

広く何もない場所にただ1人

行方など知らず終わりへと向かう

止まることはない秒針の鼓動

張り詰めるほどに募る焦燥を感じても

時の無常にひれ伏す理由などない

ただ流れる日々に溢れている

高鳴る故

その全てを抱きしめたい

最後まで踊るわ

限りあるこの喜劇を

終わりは必然と知るからこそ

今を生きている

その時まで全てを賭けて

染みついた過去が色濃いアザのよう

消せない回想  増えていくたびに

醜い悪意を生み出す傷跡

塞いでは重ね深く閉じ込める黎い模様

刻まれるほどいつしか美しくなる

まだ増えるのだろう

このアザの儚さすら

その全てを抱きしめたい

最後まで歌うわ

限りあるこの悲劇を

終わりは偶然と思えるから

過去を見つめている

その時まで全てを賭けて

憂いの朝日に今日を怯えても

やがて日は沈む

間も無く繰り返して

めぐる速さだけは常に

全てに等しくあるなら

焦燥の窓辺 響く秒針と

重ねた模様を纏う矜持すら

宿命を穿つ覚悟をかかえて

打ちつけ続ける

小さな楔を

微かな希望の火を

その全てを抱きしめたい

最後まで踊るわ

限りあるこの喜劇を

終わりは必然と知るからこそ

今を生きている

その時までこの一瞬を

受け止めるだけ

全てを賭けて