たまゆうたのジャケット写真

歌詞

たまゆうた

SHIMOTSUYOSHI

毎日歩いた道 もうない秘密基地

田舎で探す意味 この町で生まれたイチ

通学路のサワガニ 登り坂のコンクリ

拾い集めたドングリ 聞き飽きたよとっくに

ガキながらに悩みながら蹴り飛ばす石ころ

宙を舞って溝に落ちて消えちまった意味ごと

道路横の白い線から落ちたら負け

人気に先輩に憧れてカッコつけた真似

雨だろうといつもそこに立ってくれたばあちゃん

今になって思うが毎朝はヤベェな

早く帰ると作ってくれた濃い味の焼うどん

舌と脳に今も残る思い出とありがとう

綺麗とは言い難い薄汚れた母校も

俺たちにとっては唯一の世界遺産もの

形は消えても記憶は永遠だ

センダンが見つめる蝉が鳴いた炎天下

溢れ出す愛はお湯の様に沸いて

桜はまたあの土手で咲いてる

帰らないなんて言わないで

変わらないものを忘れないで

生まれてずっとこの場所にいた

田舎の片隅の少年は

こんなに大きくなりました

この町に生まれてよかった

いつしか過ぎた日々 思春期伴うヒビ

自らの立ち位置 キツ過ぎて恥ずかしい

庭のホウセンカ もう水路は通れんな

あの景色はもうねぇんだ なんかこの辺痛ぇんだ

不安な面持ちと大きすぎるランドセル

笑いながら見送っている母の顔に安堵する

仕事後バイト行く父の足裏のバンドエイド

俺の後に生まれてきた希望たちに幸あれよ

本当一歩外に出ると顔見知りしかいないな

当たり前な日々が実はかけがえがないな

この町に救われた果てないな愛は

故郷って言葉だけじゃ伝えきれないな

初めて見たライブはじいちゃんの銭太鼓

何もかも小さかった俺の全てがエキサイト

祭囃子響き渡るあの夏の憧憬

焼きついて離れないはじまりのShowcase

己の心玉の様に磨いて

誰しも予想できない未来へ

ここじゃ無理なんて言わないで

誇りという翼で羽ばたいて

それぞれの道に向かって進んだ

田舎の町の仲間たちが

胸を張ってこう言えるように

この町に生まれてよかった

笑って 泣いて 秒針は進んで

現実が揺らめいてる 歯車は回ってる

ほら桜が舞ってる ずっとここで待ってる

世界が変わってもここだけは譲らない

何歳になろうがこの場所は揺るがない

溢れ出す愛はお湯の様に沸いて

桜はまたあの土手で咲いてる

帰らないなんて言わないで

変わらないものを忘れないで

生まれてずっとこの場所にいた

田舎の片隅の少年は

こんなに大きくなりました

この町に生まれてよかった

己の心玉の様に磨いて

誰しも予想できない未来へ

ここじゃ無理なんて言わないで

誇りという翼で羽ばたいて

それぞれの道に向かって進んだ

田舎の町の仲間たちが

胸を張ってこう言えるように

この町に生まれてよかった

  • 作詞者

    SHIMOTSUYOSHI

  • 作曲者

    仲 弘行

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    たまゆうた

    SHIMOTSUYOSHI

移転した小学校、更地になった幼稚園、一人きりの校庭。変わりゆく地元の中で無くしたくない景色や思いを一曲にこめました。コロナで会えない人、地元の帰れない人、そして同じ地元の人に届いて欲しいと思います。

アーティスト情報

  • SHIMOTSUYOSHI

    ・玉湯町という島根県の田舎出身で島根のYouTuberとして活動をしています。田舎出身でも田舎に住んでいてもエンターテイメントはできるという事を伝えたくてYouTubeを始めました。活動を通して移り変わる地元の景色を眺めながらふと変わらないものを作りたいと思って歌詞を書き始めました。思いや言葉の力が届きますように。

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