曼陀羅サーカス団

  1. 曼陀羅サーカス団

昼はネクタイ・夜はヘンタイ
擬態貫くTOKYO CITY
笑いと悲鳴がアイデンティティーの丸いメガネのピエロがおれさ
脳内狂騒団・曼陀羅サーカス団

DADA9

異変が起きたのはあの夜からだ。 ガリガリ君の「あたり」を3連続で出してしまったあの夜からだ。 おれの脳は一体どうなってしまったんだろう? 前触れもなく重度の猫アレルギーになった高校時代のときと同様、なぜだか突然メロディーが浮かぶ体質になってしまった。 通勤途中の駅のホーム。脳の奥底から湧きでてくるメロディー。 慌てるおれ。取りだすスマホ。録音アプリ起動。 鼻歌を歌いながら得意先へ電話をするカジュアルな男と見せかけて、こそこそぼそぼそとメロディーを吹きこむ毎日だ。 ホームに並ぶOLちゃんの視線が痛くてしょうがない。 それでも再生ボタンを押せば、些細な羞恥心なんて吹き飛ぶ。 おれは体を震わせながら、いつだってこう思う。 「――神曲だよ。……ああ、たしかに、たぶん、きっと、まあそこそこは……」 じゃっかん半信半疑でもある。 なにはともあれ、おれはいくつかの曲を完成させた。 正直、おれがなにをしたいのか、自分でもよくわかっていない。ただこれだけは確かだ。 今日からおれは、ロッカーだ。

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