麹町音源 vocals pack IIのジャケット写真

歌詞

油没都市

麹町養蚕館

混ざり合う複雑に その様は不気味なほど穏やかで

濁流は緩やかに 日を浴びて鈍く光る黒い波

嵩を増し粘り絡みつく 蜘蛛の巣のように自由をもぎ取る

何物も阻み遠ざけた その奥底に何があるのだろう

静寂を切り裂く音 重い飛沫太陽を隠して

走れ坩堝に取り込まれぬよに

暴け隠れた孤独の過去を

動き出した船は 闇を今かき分けてゆく

再びの開闢を 口噤み閉ざされ切ったこの都市に

折々に降り注ぐさめざめと重油の雨 悲愴げに

蜃気楼の如く揺らめいた視界の先に広がる街筋

渦巻いて底へ誘い込む 何かを願い伝えるかのよに

亡失の狭間に舞う 瓦解を待つ心臓を目指して

駆け巡る 混濁に塗れ 流されるように導かれて

聞こえてる くぐもる声が耳元に届く 請じてる

深いコールタールの向こうで

  • 作詞

    paraoka

  • 作曲

    paraoka

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麹町音源でリリースされた初期のボーカル音源総まとめ後編

アーティスト情報

麹町音源

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