Lyric

例えばどこかの雑踏で

喉が焼かれ音もない真夜中

胸を締め付ける寒ささえ

名前のない痛み

ごめんあそばせ

今何回目？追いかけて

堪え食らえただの番狂わせ

呼吸するように問いかける

「僕は誰？」ほらね、また泣くだけ

お察しの通り弱虫で

二言目に嫌味からの妬み

孤独にさえも見捨てられたような

多様性にさえも埋もれ

理解してなんて贅沢で

実は真面目　隠し通し不貞寝

戯言選んで7並べ

君に合わす顔もない

ごめんね

どうしようもない後悔が

そこに待っていても

大丈夫なんて言わないで

全部吐き出したい

そう例えば

少しでいいから感じたい

雨上がりの虹のような

心が震える瞬間を

いつか味わいたい

そう例えば

例えばどこかの片隅で

膝を抱え　行き場のない影に

手を差し伸べる余裕さえなくて

代わり映えのないリプレイ

言わなくていい言葉だけ

あえて選ぶ癖に押しつぶされ

素直と無能を履き違え

君に会える訳もないごめんね

いつでも謝りにおいでよ

不器用なんかじゃない

差し出し過ぎて空っぽなくらい

君のままでいいよ

そう例えば

今だけ心を傾けて

何を疑いもせずいれば

少し軽くなるその足で

明日を踏みしめよう

そう例えば

出会うべき日々の優しさに

憎むべき日々の苛立ちに

チクリと刺さる刺の代償に

らしくない夢を見ていたよ

ありきたりなその結末に

見出せるもの全部道連れに

止まったままの時を進めてこう

そう例えば