Lyric

飽きていた毎日が

変わるような気がした

あの夏にそっと手を伸ばした

忘れたフリしていた

あの頃の僕には

何もかも足りなかった

悩んで泣いて何回目？

その度失ってしまった

「大丈夫さ」って言った

僕の声は酷く揺らいで

憂いを含んだ横顔も

気が抜けたサイダーの味も

全部

忘れちゃったのかな

あの日の青い喧騒が

僕の心をノックして

さよなら言った快晴が

僕の胸を締め付けて

いかないで蝉時雨

僕はここに立っていたい

叫んだ言葉は透過して

ただ僕の喉を震わせる

追いかけた背中は遠く

どこまでも広がる

あの夏が僕の全てだった

褪せた毎日が過ぎる

痛み出す僕の胸

揺らぐ延長線の上

叫んでいたんだ何回も

僕らは言葉を走らせた

「大丈夫さ」って言った

君の目は酷く潤んで

噎せるようだった八月も

海の音も夏草も君も全部

忘れたくないんだ

あの日の青い喧騒が

僕の心をノックして

迫る蝉時雨

僕を嘲笑って

君がいる街へ飛んでいけ

僕はここで待っているよ

叫んだ言葉は透過して

ただ僕の喉を震わせる