Lyric

繰り返す毎日で

取りこぼした一切の色が

溶け合って光るトワイライト

正しく今日を終わらせる手順を

僕は僕に今日も何気なく課して

これでいいんだ

誰もがこうやって

見たくない未来を透明にしていく

繰り返し同じように回る星

掛け違うボタン

微かな違和感、見過ごした

勘違いだ

灰になったんだ 欲しがった、

待っていた代替の無い生

今更になって思い出す

遣る瀬無いよなぁ、

沈みきった、嘘じゃない

こんな浅い渡り瀬で

溺れて這い上がる余力はない

閉じようとする幕へ

刹那的に割って入る

優しい色が痛いよ、

消し去ってトワイライト

窓辺に立って世界を見下ろして

靄のかかる今日を恐れもしなくなって

望みはないよ

望まずともいつか

誰もが同様に終わりを迎える

伸び切った影を振り返る時

空は魔法のように輝いている

いつだって、

逸らせないよ

奪われたんだ、焼き付いた

一瞬の代替の無い色

忘れたいと思う度

遣る瀬無いよなぁ、

微かな違和感を手に

帰り道で花を買う

今更、なんて思ってどうする

似たような毎日の複雑な色を知って

明日もきっと違って光るトワイライト

吐いた息 透明になって

目の前から消えたようで

風に乗り混ざり合って

そこに居るんだろう？

勘違いだ

灰になったんだ 欲しがった、

待っていた代替の無い生

今更になって思い出す

遣る瀬無いよなぁ、

勘違いだったんだ

ただ甘えていたんだ

本当は灰になどなっていない

光っている

逸らさないで、

覚えていて その目で見た

一瞬の代替の無い色

立ち止まっては消えていく

遣る瀬無いけど

咲けばいつか枯れていく

夜はいつか朝になる

狭間で光るものを覚えている

繰り返す毎日で

取りこぼした一切の色が

溶け合って光るトワイライト