鳥かごのジャケット写真

歌詞

ふたり

海月ひかり

めまぐるしい日々の忘れ物に

今頃気づいても遅すぎた

生ぬるい春の風みたいな

貴方の優しさのせい

二人暮らしのあの部屋は

変わらず今も空いたままで

わざと置いて出た風鈴が

ベランダで泣いていた

久しぶりに会った喫茶店で

そんな話をしてみたら

縁起が悪い部屋と揶揄って

貴方は遠くを見た

話を逸らしてもしばらくは

居心地の悪い気がしていた

胸の奥あたりに沈んでる

何かが少し痛む

遠くに住むわけでもなく

二度と会わない仲でもない

ただ恋じゃないだけ

もう恋人じゃないだけ

どちらのものでもないふたり

じゃあ この胸の痛みはなんだろう

これしかなかったのよ

ふたりには

帰り際 貴方は急足で

何度もごめんねと口にした

何故あんなにしつこく謝るのか

理由は探らない

人気のまばらなアーケードを

抜けた辺りで雨になり

傘を持たない貴方のこと

気にして振り返る

傷つけ合う言葉もなく

二人暮らしの終わりが来た

ただすれ違うたび

幸せにするは

他の誰かだと気がついて

今でも大事な人だけど

戻れはしないよ

ふたりには

ある日の昼下がりあの部屋に

洒落た空色のカーテンが見え

寂しく泣いていた風鈴が

どこかに消えていた

少し笑ったあと込みあげた

二人暮らしの思い出が

五月の空の力強さに

吸い込まれ褪せていった

今貴方に会って 話がしたいな

胸の奥にある重たいものを全部

そして心から澄んだ笑顔のままで

待つ人へ急ぐあの背中に手を振ろう

少し休んでまた歩こう

季節は巡るのよ

徒に

  • 作曲

    海月ひかり

  • 作詞

    海月ひかり

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”羽ばたけないままの恋心を慰めるラブソング集 ”
ミニアルバム「鳥かご」

All Music & Lyrics by 海月ひかり
All Songs Arrangement by 野口 薫

アーティスト情報

OMOYA RECORDS

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