

0月0日晴れ、途中から雪
眠るきみ
血の気のない顔
鈴虫の呼吸の音
おかしくて
薄い唇をみていた
“きみがすき”
口にした
喉が焼けた
冷たい麦茶をください
そう、こんな風に当たり前に
手を伸ばせば届く距離に
幸せは広がっていて
そうあればいいな
あなたにも同じように毎日が
愛おしい毎日が
君の癖、真似してオリオン座探した
右も左も上も全部夜だった
昨日は春だった
今日は
もう解っている
永遠はおとぎ話
笑っちゃうけど夢を見た
「これは雪じゃない、雪虫だよ」
赤く熱った頬で、少し自慢げに、君が言った。
あの夜の湿度を覚えてる。
その匂いで覚えてる。
鼻の奥、喉に繋がるところがきんと冷たくなって、凍てつく手前の熱を感じた。
ぎこちなく、言葉は、かちんこちんと落っこちて、
君の美しさを、醜さを、その歪さの愛おしいことを
僕の口は、ひとつもうまく形にできなかった。
「ほら、」
手のひらに降りた小さな白い粒を見せて、
君は言った。
「これは雪じゃない、雪虫だよ」
君は、言った。
ひどく嬉しそうに。
薄い瞼の中の黒目を、夜の反射で光らせながら、
君は言った。僕に言った。僕に見せた。
君の手のひらの、親指の付け根、少し膨らんだ丘のところ
止まる小さな白は、溶けることのない、小さなイノチだった。
息をしているんだろうか。
君と、僕と、おんなじように。
自分の手のひらが、光り輝く宝石にでもなったかのように見惚れる君の横で、僕は、目を凝らしている。
かすかすぎて、このなまくらの鼓膜には拾えない、そのわずかな鼓動を、だから、僕は見ていた。
聞こえないから、ただ、じっと、見ていることにした。
その音を見つめていた。
きみの横顔と、揺れる瞳の湖面と、見えない鼓動の拍を、
極力少なく瞬きをしながら、
僕は、じっと、
ひたすらに、ただひたすらに僕は見つめていた
ここから先は大丈夫だから
一人で行けるよ
心配しないで
そこから見てて
届くように歌うから
ラララ
「知ってる?一年中見えるのはオリオン座だけなんだよ。」
君の得意げな声が聞こえる
じゃあ、今はいつなんだろう
三つ並ぶ光のマークが見当たらない
まぶたの裏にストックしている、歪な笑顔を取り出す
つむった視界の中も夜
とても暗いなら、君を見つけやすいからいい
遠慮がちに光る、
不規則な点滅に手を伸ばす
深呼吸
して
冷たくなった肺でたかく浮かぶ
あなたとのさよならは
長いスカートを揺らす風みたいだ
0月0日晴れ、途中から夢
眠るきみ
血の気のない顔
鈴虫の呼吸の音
おかしくて
薄い唇をみていた
“きみがすき”
口にした
喉が焼けた
冷たい麦茶をください
- Lyricist
ashitakatsura
- Composer
ashitakatsura
- Producer
ashitakatsura
- Recording Engineer
hozzy, HAZE
- Mixing Engineer
hozzy
- Vocals
ayacoashitaka
- Rap
Katsura Fuji
- Piano
ayacoashitaka

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- 1
In your slightly sinking night,
ashitakatsura
- ⚫︎
Mimosa to Yukimushi
ashitakatsura
Artist Profile
ashitakatsura
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