未明線のジャケット写真

歌詞

まだ名のないままで揺れている

TAKU_

僕には わからない

何年たってもわからない

うまく笑ってる顔さえ

たまに遠く見えてくる

明かりを消した部屋のすみで

浅い呼吸を数えながら

言いたいことは喉につかえ

また今日も飲みこんでた

信じたものが壊れるとき

どんな顔をすればいいんだろう

「しょうがない」で片づけても

傷だけがそこに残る

守りたいものがあるたびに

何かを置いてきた気がした

こんなふうに揺れたままで

大人になっていくのかな

夜の継ぎ目に立つたびに

僕はいきーを数えてる

胸の奥で消えきれない

小さな火を抱いている

届かないままでいい

消えないで まだ消えないで

この喉のいちばん奥で

名前のない声がまだ

生きたがってる

自分が誰なのかさえ

ほんとはもう曖昧なのに

鏡の中の“ちゃんとした誰か”に

今日もなれず立ち止まる

「なんでできない」の声と

「もう十分だよ」の声が

同じ顔で胸の中を

何度も引き裂いてくる

答えは消えるときに

わかるのかな

それとも消えてからも

わからないままかな

誰か教えてよ

誰か教えてよ

でもたぶんいちばんずっと

置いてきたのは僕だ

夜の継ぎ目に立つたびに

僕は僕をつなぎ直す

明日のことはわからないまま

今日の扉を開けていく

遠くにあると思ってた火は

誰かじゃなく僕の中にあった

泣きながらでもいいから

みっともなくてもいいから

まだ燃えていて

ぼくは誰なんだろう

最後までわからなくてもいい

夜が明けるその手前で

今日を生きていたい

  • 作詞者

    TAKU_

  • 作曲者

    TAKU_

  • プロデューサー

    TAKU_

  • ボーカル

    TAKU_

未明線のジャケット写真

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『未明線』は、
弱さや迷いをそのまま言葉にしてきた、タクの静かな応援歌を集めたアルバムです。

うまく笑えない日。
自分が誰なのか分からなくなる夜。
大丈夫なふりをして、心だけが置いていかれそうになる時間。

そんな夜に向けて作った曲たちを、ひとつの作品としてまとめました。

泣いたままでもいい。
揺れたままでもいい。
きれいに立ち直れなくても、今日を越えたならそれだけですごい。

「未明線」「神様、置いていかないで」「むきみ」「青い心臓」「ありがとうの声しか出なかった」など、
夜の途中にいる人へ、そっと届いてほしい曲を収録しています。

夜の終わりではなく、
夜を越えようとしている途中の人へ。

これは、未明へ向かうための作品集です。

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