歌詞
要点を挙げるとすれば
ハハノシキュウ, 油揚げ
これは僕の独り言
祈りとも言えるかもしれない
要点を挙げるとすれば
他人とは比べないこと
正義を信じすぎないこと
自分の思ったこと感じたことを他人がどう思い、どう感じたかを確認すること
芸術に加担し過ぎると誰にも届かなくなること
大衆に合わせ過ぎると何も残らなくなること
自分の思ったこと感じことをいちいち公にしないこと
他人の意見を確認するということは自分の意見を公にしてる人間を探すということ、それは信用してもいいのか
逆に言えば、その誰かの意見によって存在しなかった感想がコピペのように増えていって本質が上書きされるかもしれないってこと
要点を挙げるとすれば
自分の信じてたライフハック的なものをサッカー部の連中が実践していたら冷めてしまうということ
サッカー部まで届いてしまったことによって大事にしていたものが盗まれたような気分になること
他人と比べないことを意識してるかしてないかということを自分が比べていたということ
ナメック星人みたいに同化していって最終的にはひとりぼっちになるんじゃないかってこと
周りの人間がドラゴンボールを読んでないってこと
自分を見失わないために他人と共有しないものを探さなきゃいけないってこと
周りの人間に親が持ってるドラゴンボールを貸さないこと
秘密を持つということ
要点を挙げるとすれば
美術部のマネキンを盗んでいる人間は秘密を作れる人間だってこと
正義を信じすぎないこと
目の前でデッサン人形になり切っている女子が下着を履いていないってこと
彼女も秘密を作れる人間だってこと
僕の目線の高さが小学三年生から変わっていないということ
これは周知の事実であり、秘密には到底なりえないということ
僕は「あいつってずっと小学三年生の目線で生きていかなきゃいけないらしいぜ」と思われてることを受け入れないといけないということ
頭のおかしいやつだと言われていること
絶望を知るということ
要点を挙げるとすれば
夢を見ないこと
届けるとすればたった一人の赤の他人へ向けること
- 作詞
ハハノシキュウ
- 作曲
油揚げ
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波羅葦増雲
ハハノシキュウ, 油揚げ
- 1
苦渋と辛酸がディープキスをしてる
ハハノシキュウ, 油揚げ
- 2
誰にも言えない秘密を作りなさい
ハハノシキュウ, 油揚げ
- 3
小学三年生から目線の高さが変わっていない
ハハノシキュウ, 油揚げ
- 4
頭の中の小説をそのまま海に流すように
ハハノシキュウ, 油揚げ
- 5
内側とも外側とも言えない部分
ハハノシキュウ, 油揚げ
- ⚫︎
要点を挙げるとすれば
ハハノシキュウ, 油揚げ
- 7
見えないため息と見えるため息
ハハノシキュウ, 油揚げ
- 8
世界を救うような局面に立たされることがある
ハハノシキュウ, 油揚げ
- 9
運命の人
ハハノシキュウ, 油揚げ
- 10
沈黙の美しさについて
ハハノシキュウ, 油揚げ
- 11
こんなこともあろうかと
ハハノシキュウ, 油揚げ
- 12
波羅葦増雲
ハハノシキュウ, 油揚げ
小説家としてもデビューしている異色のラッパーハハノシキュウと唯一無二のスタイルのビートボクサー油揚げによるアルバム。ビートボクサーとラッパーがコンビを組んでバトルをする破天共鳴によって生まれたユニット。アルバムを通して紡がれる世界観はラップとビートボックスというカテゴリーに含み切れない尖ったものとなった。ディープな世界に潜ってみてください。
アーティスト情報
ハハノシキュウ
・ハハノシキュウ ・無所属 ラッパー/小説家 ・青森県弘前市出身のラッパー/小説家。ラッパーよりも先に小説家を志していたが、新人賞の応募規定が面倒になり心が折れ、ラップを始める。MC BATTLEに出たことで本格的に活動を開始、なぜか一度だけポニーキャニオンからメジャーデビューを経験する。結果的にラッパーとして活動していたことが身を結び、2019年に小説家としてデビューする。
油揚げ
・油揚げ ・無所属 Human Beatboxer ・実験音楽にインスピレーションを受け、独自のテクニックやグルーヴ感を軸にしたBeatboxerとしては唯一無二のスタイルを確立している。 ライブパフォーマンスは基本即興で行われ、空間と調和しながらその場限りの音を奏でる。 ライブ、楽曲制作、バトル、イベント主催など幅広く活動中。