波羅葦増雲のジャケット写真

歌詞

見えないため息と見えるため息

ハハノシキュウ, 油揚げ

これは誰の話だ

見えないため息と見えるため息がある

見えるため息は原因がはっきりしていて輪郭がわかる

見えないため息は原因がわからない

引っ掻くと血が出る

無意識に第六感が悪い予感を感じ取ってアウトプットしているとしか思えない

ため息をつくと幸せが逃げるなんて言うが、幸せが逃げるような何かを感じ取って見えないため息に変換しているのではないだろうか

ガスターデルソルのシーズンズリバースの秀逸なギターリフに乗せて

また見えないため息が溢れる

音楽の好みがあまりにも雑食過ぎて、誰ともその良し悪しを分かち合った経験がない

誰とも共有しないことによって文脈上あり得ないものが連鎖したりする

流行ってる曲が嫌いだとか、マスとコアを意識した試しもない

他人の目線というものを抜いた時に初めて見えてくるものがある

それにしてもこれだけあからさまに美術室のマネキンが紛失を繰り返しても、何も変わらないのでは、実際に誰かを殺して埋めたとしても同じように何も変わらないような気もする

マネキンを埋める時、なんとも言えない背徳感が心臓を掴む

また今日も成功した

たった一度のミスも許されない正しさの中にいる

さて、問題なのは、原因のわからないため息だ

これから何か、とてつもなく悪いことが起きそうな

そんなため息だ

  • 作詞

    ハハノシキュウ

  • 作曲

    油揚げ

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波羅葦増雲

ハハノシキュウ, 油揚げ

  • 1

    苦渋と辛酸がディープキスをしてる

    ハハノシキュウ, 油揚げ

  • 2

    誰にも言えない秘密を作りなさい

    ハハノシキュウ, 油揚げ

  • 3

    小学三年生から目線の高さが変わっていない

    ハハノシキュウ, 油揚げ

  • 4

    頭の中の小説をそのまま海に流すように

    ハハノシキュウ, 油揚げ

  • 5

    内側とも外側とも言えない部分

    ハハノシキュウ, 油揚げ

  • 6

    要点を挙げるとすれば

    ハハノシキュウ, 油揚げ

  • ⚫︎

    見えないため息と見えるため息

    ハハノシキュウ, 油揚げ

  • 8

    世界を救うような局面に立たされることがある

    ハハノシキュウ, 油揚げ

  • 9

    運命の人

    ハハノシキュウ, 油揚げ

  • 10

    沈黙の美しさについて

    ハハノシキュウ, 油揚げ

  • 11

    こんなこともあろうかと

    ハハノシキュウ, 油揚げ

  • 12

    波羅葦増雲

    ハハノシキュウ, 油揚げ

小説家としてもデビューしている異色のラッパーハハノシキュウと唯一無二のスタイルのビートボクサー油揚げによるアルバム。ビートボクサーとラッパーがコンビを組んでバトルをする破天共鳴によって生まれたユニット。アルバムを通して紡がれる世界観はラップとビートボックスというカテゴリーに含み切れない尖ったものとなった。ディープな世界に潜ってみてください。

アーティスト情報

  • ハハノシキュウ

    ・ハハノシキュウ ・無所属 ラッパー/小説家 ・青森県弘前市出身のラッパー/小説家。ラッパーよりも先に小説家を志していたが、新人賞の応募規定が面倒になり心が折れ、ラップを始める。MC BATTLEに出たことで本格的に活動を開始、なぜか一度だけポニーキャニオンからメジャーデビューを経験する。結果的にラッパーとして活動していたことが身を結び、2019年に小説家としてデビューする。

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  • 油揚げ

    ・油揚げ ・無所属 Human Beatboxer ・実験音楽にインスピレーションを受け、独自のテクニックやグルーヴ感を軸にしたBeatboxerとしては唯一無二のスタイルを確立している。 ライブパフォーマンスは基本即興で行われ、空間と調和しながらその場限りの音を奏でる。 ライブ、楽曲制作、バトル、イベント主催など幅広く活動中。

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