Lyric

春が溶けて夏に変わる時

あなたはどうしているのかな

今年も咲いた黄色く染まるひまわりが

あなたの方見て笑ってる

空飛ぶ入道雲　あなたはそこにいる

透ける太陽みたいに　そっとはにかんで見せて

ひまわりの種を投げた

咲く場所はそこじゃないの

あなたの胸の中で

ずっとずっと咲いていたいから

肌を撫でた　風の名を知らないように

当たり前に気付かないで

落ちた涙に色がまだ付かないように

この世界を彩ってみせた

木々が揺れて花が咲いた頃

あなたはどうしているのかな

アブラゼミは五月蝿いほどに鳴いてる

あなたを待ってる私みたい

古いフィルムカメラあなたはそこにいる

優しい温もりでそっと抱きしめてみせて

ひまわりの種を植えて

咲く場所はそこじゃないの

あなたの胸の中で

ずっとずっと咲いていたいから

嘘の中にたった一つの真実を

ただ真っ直ぐに愛してみせて

絡まる糸解けないように強く

あなたとまた繋がっていたいだけ

生きていたって死んでいたって

愛されたって愛していたって

笑ってたって泣いていたって

あなたがいなきゃ意味がない

巡り巡る季節だけをこの世界に置いてったまま

消えたはずの影をなぞる

あなただけが消せない

生きていたって死んでいたって

愛されたって愛していたって

笑ってたって泣いていたって

あなたがいなきゃ意味がない

浅い呼吸　揺れる瞳　響く心臓重ねても

痛みだけが深く残る　あなただけが消せない

ひまわりの種が消えて　その場所は花が咲いた

両手いっぱい広げても　届かない大きな花

ひまわりの種を投げた

咲く場所はそこじゃないの

あなたの胸の中で

ずっとずっと咲いていたいから

移ろうもの　風乗る花びらのように

今も遠く笑ってるかな

晴れた空にとどけて夏風の恋

あなたの中咲けるように