真夏の誘惑

『沈み続ける、底の見えない深海をただ深く深く』こんな詩が浮かんできそうな程広い意味でセンシティブな一曲。 MALILソロ名義としては3作目『真夏の誘惑』がついにリリース！ どっちつかずの抜け出せない恋に揺らぐ女心をシリアスに描くリリック、そしてそれを纏うメロディーがより妖艶で鈍く光り、マリルの世界観、音楽感が丸ごと反映されている。 また、特筆すべきは現在各国から注目を浴びるクリエイターチーム、UNI-Qreativesとタッグを組んだ事だ。 アンビエントなR&Bビートを軸に現行のHipHopを思わせる重たいベースがリリックの深みを増し、さらにそのベースしかり上音のエレピ、ドラム等も最小限の音数であり、繊細な彼女のボーカルをより引き立てるカラクリには圧巻だ。 この夏は本作『真夏の誘惑』から抜け出せない。