

笑い合っていた路地裏を歩く
煙草の煙 書き殴った名前
ひび割れた隙間に 笑い声が消えていく
角の店の あの壊れたベンチ
「地図なんていらない」「愛に名前はいらない」
そう言っていた僕ら
今日の空は 思い出よりもずっと重いけれど
一度は捨てた 破れたノートに 僕はまた書き留める
帰り道を探して 震えている この心(しんぞう)のことを
少しだけ 吹き出してしまうよ
永遠に続くと信じていた 愚かな僕らに
帰り道 影に話しかけるんだ
目を合わせるのも恥ずかしそうな 過去の影に
時間はただの 優しい嘘つきさ
掴み取れなかったすべてを ゆっくりと盗んでいく
旧友たちは 一人、また一人と消えていく
ある奴は「真面目」になりすぎ
ある奴は壊れて 一番端の席で黙り込んでいる
名前が霞んでも 僕はまだ覚えているよ
歳月に飲み込まれた 古い部屋のポスターみたいだ
空を笑い飛ばしていたのに
今は強がるフリをして ただ見上げることしかできない
あんなに大きな約束も
今はくたびれた財布の中 レシートと小さな後悔に
押し潰されている
微かに 微笑んでしまうよ
今はもう 知らない曲みたいに聞こえる古い歌に
帰り道 自分に語りかけるんだ
怒り方さえ忘れてしまった あの頃の自分に
時間、ああ、粘り強い「ろくでなし」め
僕らが大人になることを 認めてしまうまで
皮を一枚ずつ 剥いでいくんだ
もしもいつか 静かな道で再会したら
多くは望まないよ
ただ 照れくさそうな笑顔と
たどたどしい 問いかけをひとつ
「ねぇ、あの頃のこと、覚えてる?」
歩道に落ちた 記憶の破片を拾い集める
履き潰したサンダル 届かなかった手紙
僕らの声は もう名前も知らないビル風に吹かれる
ただの影になってしまった
「人生なんてジョークさ」って 笑っていたけれど
今はただ 黙ったまま
それを信じている馬鹿な自分を 静かに笑うんだ
頭を 垂れてしまうよ
ゴールテープに届かなかった すべての夢に
帰り道 空(くう)に書き記すんだ
冷たくて何もない空気の中に 自分の名前を
時間は僕らを置いて 進み続ける
守られるはずじゃなかった 小さな欠片たちを
バラバラに散らかしたまま
飲みかけのコーヒー 壊れた自転車
古い歌 色褪せたシャツ
それらはまだ ここにあるけれど
僕らはもう どこにもいない
帰り道 ようやく気づいたんだ
青春は 住むための「家」じゃなかった
ただ 通り過ぎるための「場所」だったんだ
- 作詞者
Kine Lune
- 作曲者
Kine Lune
- プロデューサー
Kine Lune
- ボーカル
Kine Lune

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ストリーミング / ダウンロード
- 1
フローレス
Kine Lune
- 2
プロミス
Kine Lune
- 3
プロムナード
Kine Lune
- ⚫︎
ペイシェント
Kine Lune
- 5
ボイリング
Kine Lune
アーティスト情報
Kine Lune
作詞、作曲を手掛けるアーティストプロデューサー ポップ&キャッチーなメロディー。言葉遊びで表現し、一聴しただけで思わず口ずさんでしまう歌で世代に圧倒的な支持を得ている。
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